ヤロスラフ・サイフェルト

ヤロスラフ・サイフェルトの詩を一編。
いろいろな詩集に入っていて、しかも同じタイトルの詩が同じ詩人によって別の時期に書かれているようです。
こっちは有名なほう。1930年代だと思います。あとで確認しよう。

Jaroslav Seifert, Píseň.


「歌」


白いハンカチをふるのは
別れをむかえた人
日々なにかが終わっている
ひどく美しいものが終わっている


涙をふいて
泣いた瞳で笑って
日々なにかが始まっている
ひどく美しいものが始まっている